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図書館危機 (小説) [私と本]

図書館危機

図書館危機

  • 作者: 有川 浩
  • 出版社/メーカー: メディアワークス
  • 発売日: 2007/02
  • メディア: 単行本


王子様、ついに発覚!
山猿ヒロイン大混乱!
玄田のもとには揉め事相談、出るか伝家の宝刀・反則殺法!
そしてそして、山猿ヒロイン故郷へ帰る!?
そこで郁を待ち受けていたものは!?
終始喧嘩腰でシリーズ第3弾、またまた推参!

図書館シリーズ第3巻がついに発売です!
今回もどんどん続きが読みたくなってくる内容で、とても楽しく読ませていただきました。

4章構成の内一番好きなのは雑誌社と若手俳優の 「床屋」 という言葉を巡ったトラブルの話。
「床屋」 は軽度の差別語という括りにされている。 (実際そうらしい。他には魚屋・八百屋など)
俳優側は 「床屋」 という言葉に強い思い入れがあり、散髪屋や理髪店などといった言葉に変更することは絶対にできない。
対して雑誌社側は 「床屋」 という言葉を使うとメディア良化法に引っかかって検閲対象となってしまうため他の言葉にするしかない。
話し合いは完全に平行線歩み寄りは双方不可能で企画自体が潰れてしまう危機的状況に・・・。
疲れて玄田の元へ愚痴りに来た雑誌社側の折口は玄田の口にした反則めいた手口に一縷の望みをかけて俳優側に決死の提案をした。
その手口とは、そしてこの問題は解決できるのか・・・!

といった感じで非常にどきどきものです。
若手俳優の談話にはおじいちゃんへのでっかいでっかい愛を感じました。
他の章も文句なしに良い!
稲嶺が勇退するところとか、まじで涙が浮かびましたよ。
思い出しても涙が・・・ (ノД`)

このシリーズは次で最終巻。
終わってしまうのは本当に残念ですが、物語をふくらませすぎて完結させられずにうっちゃって他の作品を出してしまう作者が多いなか、有川浩は空の中や海の底のようにデビュー作の塩の町以外にもしっかり完結させてきているので、どのように締めくくるのか今から本当に楽しみです。
やはりハッピーエンドで締めくくって欲しいな~。
最後に言わせて欲しい、、、

有川作品大好きです!!


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