連射王 (小説) [私と本]
川上稔ファンとしては買わなきゃいかんよなー、と思って買ったハードカバー小説です。
が!!
文体がどうも最近の川上稔のものとは違うというか昔に戻った感じがするというか・・・。
セリフもやけに説明口調なんですよね。
本気というものがメインテーマですが、、、
「おれは本気を得ることができるのか」
とか、
そんな風にしゃべる奴ぁはいねえ!!
と思わずにはいられませんでした。
まあもともと連射王は川上稔のHPに数章だけ載っていた作品で、ず~っと昔の作品なんですよね。
私としてはその作品をリメイクして書き下ろしたものが出版されるのだと思っていたのですが、どうも手直ししただけっぽいです。
つまりこれは初期を通り越してデビュー前の作品って訳です。
なるほど、、、
現在の川上節がないはずだ^^;
説明口調っぽくなったりするのは川上稔の特長だったりしますが、さすがにこれは行き過ぎというかバランスが悪いというか・・・。
私はノリのいいトークが大好きだったのになぁ。
はっちゃけトークなんてなにひとつないなんてあんまりだよ!
この作品は読み手を選ぶ川上稔作品のなかでもさらに読み手を選ぶものになっていると思います。
値段も文体も作品の軸も手を出しにくいことこの上なくって感じです。
だって、、、
シューティングゲームが作品のベースなんだぜ~w
いやはや。
次の作品に期待します。
2007-01-16 11:38
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